撮影会モデルは危ない?危険を回避する方法と個人でできる対策撮影会モデルは、アマチュアカメラマンを対象とした撮影イベントで活動する職業ですが、「危ない」と言われることがあります。そう言われる理由は、金銭トラブルやセクハラ、写真の無断公開、ストーカー被害などのリスクが存在するためです。もちろん、すべての撮影会モデルが危ないわけではありませんが、個人活動の場合は注意する必要があります。当記事では、撮影会モデルが危ないと言われる理由を解説するとともに、安全に働くための対策や、撮影会専用スタジオやマッチングサービスを活用する方法を紹介します。安心して活動するための知識を提供しますので、撮影会モデルを検討している方は必見です。1. 「撮影会モデルは危ない」と言われる理由撮影会に関するトラブル事例は多く、「撮影会モデルは危ない」と言われるケースは少なくありません。カメラマンと1対1でポートレート撮影に臨む「個人撮影会モデル」は特にトラブルに巻き込まれるリスクが高く、安全に仕事を受けたい場合は十分な対策を取りましょう。まずは、「撮影会モデルは危ない」と言われる主な理由を紹介します。1-1. 報酬が支払われないなど金銭トラブルがある個人の撮影会モデルはアマチュアで働くケースが多く、仕事を受ける際にモデル事務所を通しません。カメラマンとの口約束のみで報酬を取り決めた場合、「言った」「言わない」の論争になるリスクがあります。悪質なカメラマンの中には、撮影の終了後に「現金を下ろしに行く」などの理由で外出して戻らず、報酬を支払わない人もいます。カメラマンに支払い能力がない場合、たとえ裁判を通じて請求しても、報酬を受け取れるかは不明です。1-2. 男性と密室で2人きりになる場合がある個人撮影会では基本的にカメラマンと2人きりで撮影を行います。ホテルなどの密室で撮影する場合には、セクハラ行為を受けるリスクがあることを意識しないと危険です。ただし、多くのカメラマンはモデルに配慮し、初回の撮影場所として街中や公園、海辺などの公共の場所を選ぶのが一般的です。カメラマンの大半は撮影中のボディタッチや過激なポーズの要求が禁止行為であることを理解しているものの、中には被写体に触れてくる人も少なからずいます。1-3. 写真をネット上に流出される恐れがある悪質なカメラマンは、個人撮影会で撮影した写真をモデルの許可なく公開する可能性があります。SNSに写真をアップされて拡散された場合には、完璧な削除が難しくなるケースもあり、事前の対策が必須です。たとえ「無断転載NG」という口約束を交わしたとしても、必ず守ってもらえるとは限りません。撮影会モデルとして活動していた場合、ネット上に流出する恐れがあります。読者モデルは、学生や会社員が副業やアルバイトとして仕事を請け負うのが一般的です。読者モデルは衣装を自分で用意する必要がある上、基本的にはプロのヘアメイクも受けられません。人気の読者モデルになりたい場合は、一定の自己プロデュース力も要求されます。1-4. ストーカー被害に遭う可能性がある個人の撮影会モデルでは、仕事として男性を魅了する表情・仕草を行うことがあります。あくまでも仕事の一環にもかかわらず、カメラマンが「自分のための笑顔」「モデルが好意を示している」などと勘違いした場合、ストーカー化しかねません。また、個人撮影会で出会ったカメラマンと安易に連絡先交換したことが原因で、ストーカー被害を受けるケースもあります。SNSで自主的に情報発信しているモデルの場合、悪質なカメラマンの目にとまり、ネットストーカー被害に遭うリスクがあることも意識しておきましょう。2. 個撮モデルと一般のモデルの違い一般のモデルとは働き方や契約方法が異なることも、個人の撮影会モデルが危険に逢いやすい理由の1つと言えます。一般のモデルと個人撮影会モデル(個撮モデル)の主な違いは、下記の通りです。信頼度の高い撮影会専用スタジオに所属すれば、撮影会モデルでも仕事内容や衣装に制限をかけることが可能です。個人で活動する場合は自分でカメラマンに交渉する必要があり、トラブルに巻き込まれるリスクが高まるため、十分な安全対策が必須です。3. 撮影会モデルで危ない目に遭わない方法撮影会モデルとして安全に働きたい場合は個人での活動を避け、専用スタジオの求人募集へ応募して所属しましょう。もしくは、マッチングサービスを利用する方法によっても、トラブルのリスクを軽減できます。各方法の詳細と個人で活動する場合と比較して安全に働ける理由は、以下の通りです。3-1. 管理が行き届いた撮影会専用スタジオの求人募集に応募する一部の撮影会専用スタジオでは、個人撮影会に参加するモデルの求人を掲載しています。管理が行き届いたスタジオの個人撮影会ではスタッフが監視してくれるため、不要なボディタッチを受けません。撮影に参加するカメラマンにスタッフ側から画像の使用ルールと違反した場合の罰則を説明してくれることも、安全に働ける理由の1つです。また、良心的な撮影会専用スタジオに所属すれば、女性マネージャーやディレクターによる活動サポートも期待できます。女性マネージャーやディレクターはモデルを守るのみでなく、魅力を高めるアドバイスもしてくれる心強い味方です。受けたアドバイスを参考にして自主的なスキルアップに励めば、より稼げるモデルも目指せます。3-2. マッチングサービスを利用するマッチングサービスとは、モデルになりたい人とカメラマンを結ぶプラットフォームを意味します。マッチングサービスを利用するメリットは、カメラマンの実績や口コミを事前に確認できる点です。実績や口コミでネガティブな評価が少ないカメラマンとマッチングすれば、トラブルのリスクを軽減できます。多くのマッチングサービスでは、撮影場所・衣装・報酬などの希望条件をプロフィール欄に記載することが可能です。条件を記載している場合には、内容に納得したカメラマンからオファーが来ます。4. 個人の撮影会モデルで危険を避ける対策撮影会専用スタジオやマッチングサービスを利用せず、自分の身を守りながら個人で活動する場合は、注意事項を意識した対策が必要です。以下で解説するポイントを意識した対策を取り、危険を回避してください。4-1. カメラマンのSNSをチェックする仕事を受ける前にカメラマンのSNSをチェックすると、人間性に問題がないか把握できます。以下に該当するカメラマンは個人撮影会での撮影実績が豊富で、ある程度は信頼できる相手と判断できます。複数人のモデルからタグ付けされている過去に撮影した写真を公開している被写体を担当したモデルが当日のお礼を投稿しているモデルからのお礼メッセージやタグ付けが少ないカメラマンは、撮影会での対応に問題があった可能性があるため注意が必要です。4-2. 撮影場所・撮影時間に注意する撮影場所や撮影時間の選択を誤るとトラブルのリスクが高まることから、カメラマンと事前によく話し合い、ルール化しておきましょう。撮影場所は密室など周囲の人に助けを求めることが難しい環境を避け、撮影時間は昼間を指定することで、トラブルのリスクを軽減できます。悪質なカメラマンが狙いやすい相手は、意思表示の苦手な人です。悪質なカメラマンとの接触自体を回避したい場合は、撮影場所・撮影時間の条件をSNSで明示する方法も検討しましょう。4-3. 同意書や契約書を用意する撮影した写真の不本意な利用を回避するには、肖像権使用同意書(モデルリリース契約書)を用意して、事前に締結する方法もあります。肖像権使用同意書とは、カメラマンの著作権とモデルの肖像権を保護する目的で作成する書類にあたります。肖像権使用同意書のテンプレートはインターネット上で簡単に入手できます。金銭的なトラブルを回避するには、メールやメッセージに報酬額・撮影条件などを記載して送信し、明確な証拠を残しておく方法も効果的です。報酬の未払いを不安に感じる場合は、前払いを依頼してもよいでしょう。個人による撮影会モデルは自由な活動スタイルが魅力ですが、金銭トラブルや写真の無断公開、セクハラなどのリスクも伴います。個人で活動する場合、撮影条件やカメラマンの実績を慎重に確認し、同意書や契約書を用意することで、トラブルのリスクを軽減できます。それでも不安に感じるなら、撮影会専用スタジオの撮影会モデルとして活動することも検討しましょう。撮影会専用スタジオにはスタッフが常駐しているほか、画像流出や接触を禁止するルールもあるので、安心して仕事に臨めます。